タンカーユーエー

むる沖縄

2012年07月14日 12:21

満1歳の誕生日のお祝いのこと。

現代に比べて、昔は乳幼児の死亡率も高かったから、盛大にお祝いをしたのだろう。
親戚一同が集まり、ここでひとつのメインイベントが行われる。
この子の将来を占ってみようというのだ。

ものごころつかない幼児の前に、いくつかの品物が並べられる。
(場所によっては、お盆に載せたりするらしい)
幼児が興味をしめし、最初に手にとったものが将来の仕事につながるのだとか。
  ・ご飯
  ・筆(と硯)
  ・そろばん
  ・本
  ・お金
  ・はさみ
※品目は各家庭で多少はばらつきがある。

さて、結果はいかに。以下は解釈例。
  ・ご飯…肉体労働系の仕事(料理人という説あり)
  ・筆…学者・役人
  ・そろばん…商売人
  ・本…学者
  ・お金…金融業(お金持ちという説あり)
  ・はさみ…服飾関係
各家庭でいろいろなとらえかたがあるのでどれが正しいとはいえない。
ただ、大人たちはあれこれと子どもの将来について盛り上がる、というわけだ。

また、昔と今では並べるのが違う家庭もあるらしい。
そろばんの代わりに電卓を置くとか、はさみはあぶないから定規にするとか、
その場その場でソフィスティケートしているらしい。

さて、筆者はなんだったんだろう。「本」とか「筆」をとったのかな。
両親に確認したところ、「覚えていない」といわれた。
まあ占いなんだから、そんなものなのかもしれない。

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