ナントゥー餅

むる沖縄

2012年07月19日 12:21

【読み方:なんとぅーもち】

みそ味のお餅。
本来は旧暦の正月ごろに食べられるものだったが、今では年中店頭に並んでいる。
餅粉を水で溶いて、味付けして練ったものを月桃の葉の上にのせ、
白胡麻やピーナッツで飾ったものを蒸してできあがり。
沖縄のお餅は杵でついたりするものでなく、蒸してつくる方法が主流なのである。

ナントゥー餅は赤味噌で味付けられ、保存料代わりにヒハツを少し加えられている。
最近は黒砂糖で味付けられるのもあるけど、昔ながらの味わいも捨て難い。
こくのある味噌味にヒハツのピリッとした辛味がなんともいえない。

むかしはもう少し固かったように記憶している。
柔らかいムーチーに比べ、固くてスパイシーなナントゥーはお菓子というより
「保存食」に近いものだったのかもしれない。

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